汗を止める治療法

汗のイメージ

手汗を止める方法(多汗症治療)には、いろいろな方法が挙げられます。汗が出る部位や程度によってその方法も変わります。軽い症状であれば、塗り薬や飲み薬などで症状を抑えることができます。症状がひどい場合は、手術という手段があります。今は、切開だけでなく、切らずに行うレーザーでの手術もあるので、重度の多汗症の人には効果的でしょう。手汗・多汗症に関する様々な治療法をご紹介します。

塗り薬で治す

多汗症の治療の中でもよく使われるのが塗り薬です。よくCMなどでワキの汗とニオイをブロックする制汗剤として見かけますよね。あれに使われている成分は、塩化アルミニウムになります。塩化アルミニウムは、汗腺にフタをし、使い続けることで効果が続きます。脇などのアポクリン腺がある部位と、手足などのエクリン腺のみの部位では専用の塗り薬は違うので、気をつけて使いましょう。

お薬で治す

多汗症を治すには、抗コリン薬と呼ばれるお薬が効果的です。交感神経の末端から、発汗命令を伝達するのがアセチルコリンという物質です。この抗コリン薬は、そのアセチルコリンの作用を遮断することで効能を発揮します。

漢方で治す

体質的に多汗症を改善したい場合は、漢方薬も効果的です。体表の汗腺をコントロールする力を高めたりするもの、水分代謝をよくしてくれるもの、自律神経のバランスを整えてくれるものなど、原因によって処方も様々なので、自分の多汗症の原因を知っておきましょう。

クリニック(手術)で治す

クリニックで多汗症治療できますが、その方法は大きく3つ挙げられます。

手術で汗腺を除去

手術で汗腺を一つ一つ除去する方法です。短期間で高い効果が得られますが、術後のダウンタイム(施術を受けてから、施術前の日常生活に戻るまでの期間)が長く、数日間運動などは制限されます。

レーザー治療

小さな穴からレーザーを照射し、特殊な機械でアポクリン汗腺を取り除く施術です。傷跡もなく、ダウンタイムもありません。手術と同じ程度の効果が期待できますが、数回の治療が必要になります。また、ワキガに有効な治療で、多汗症に対しては効果は少し落ちるでしょう。

ボトックス注射

わきの下に注入することでエクリン汗腺の活動を抑制し汗を抑える効果があります。治療費が安く手軽ですが、根本的な治療ではないため、3ヶ月程度の効果になり、定期的な治療が必要になります。

多汗症治療にも様々な方法があります。仕事に支障をきたすこともあるでしょう。早めの治療が肝心です。